【S33 構築記事 ザシアン&ゼルネアス】

 

初めに

S33お疲れ様でした。

1つの区切りとして剣盾での最後のランクマッチと決めていたので、結果は伴わなかったが記念に構築記事を書こうと思う。

今期は仕事や私生活等リアルの環境がガラッと変わり、ランクマに潜れたのは序盤と最終3日間程であった。

普段はストレスを溜めながらランクマをやっていたが、久しぶりにやるポケモンが面白すぎて、とても楽しくランクマに潜ることができた。

結果

最高レート1881ぐらい(推定)。ここから負けが立て込み3桁と4桁の行き来を繰り返し、1000位台で最終日夜を終えた。翌朝早く目が覚めたため、ランクマに潜ったところシンプルにプレミと順当負けにより順位が遙か彼方へ飛んでいった。

剣盾での最後のランクマであったので、レートや順位を見ての保存は全く考えていなかった。結果が伴わなかったことへの悔しさはあるが、時間の許す限り潜り続けたことは後悔していない。

 

構築経緯

前々から使ってみたかったが、扱いが難しそうで避けていたゼルネアスを最後に使いたいと思い、ゼルネアスを1体目の禁止伝説に選んだ。

構築を組む上でカイオーガと黒バドレックスの一貫切りは必須であると思うため、カイオーガ受け兼コピーゼルネアス対策にもなるHDナットレイを、黒バド受けとしていかくと捨て台詞による起点作成が可能なガオガエンをそれぞれ採用した。

次にゼルネアスがザシアンと対面した際の引き先として、受けながらザシアンを削ることができるゴツメヌオー採用。

続いてカイオーガイベルタルに強いダイマアタッカーとして珠サンダーを採用した。

ここまでで、アタッカーが特殊に寄っているため高速物理アタッカーとしてザシアンを採用して構築が完成した。

個体解説

ゼルネアス@パワフルハーブ フェアリーオーラ

201-x-116(4)-201(252+)-118-151(252)

ムーンフォース/ドレインキッス/かみなり/ジオコントロール

 

ジオコンを積む前のサイクルで負荷をかけていけるよう特化のCSぶっぱ。

ムンフォとジオコンは確定。残り2枠はダイマックスなしでも場持ちをよくしつつ全抜きを狙えるドレインキッス、ホウオウやネクロズマに打点となるかみなりを採用した。ザシアンに対しては2サイクル目以降など積むタイミングさえ間違わなければ、数多のザシアンを破壊していった。ネクロズマには有利対面でジオコンし、ダイマックスを強要し、後述のサンダーでダイマックスする動きが強かった。

 

ナットレイ@オボンの実 てつのトゲ

181(252)-114-152(4)-x-184(252+)-22(S個体値0)

ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのたね/まもる

 

カイオーガ受け、兼コピーゼルネアス対策。HB身代わりめいそうカイオーガが多く、起点にならないようにトリトドン等ではなくナットレイを採用。見た目上ネクロズマにも強いのも高評価。雰囲気でゼクロムにも抗ったりと選出機会は多かった。持ち物はいのちのたまカイオーガにも一度は受け出せるようオボンの実。やどりぎ外しや絶対零度被弾以外は本当に活躍してくれた。

 

ガオガエン@たべのこし いかく

201(252)-135-132(172)-x-134(92+)-72

フレアドライブ/DDラリアット/おにび/すてゼリフ

 

H-ぶっぱ

B-いかく込みでザシアンのインファイト確定耐え

D-あまり

検討枠。黒バド受けとしての選任を間違えた気がする。

ボックスにいた流用個体。持ち物は場持ちを良くするためのたべのこし。

黒バド受けはもちろん、いかくやおにび、すてゼリフによる起点作成からゼルネアスに繋ぐ動きが強力だった。鬼火の枠は当初たべのこしと相性がよく、ふきとばしのないHBホウオウや耐久型ネクロズマに強く出られるビルドアップを採用していたが、珠ホウオウや竜舞ネクロズマに当たることが多く、積める盤面があまりなかったので後続のサポートができる鬼火を選択した。

上記の通り、後続のサポートとしては本当に優秀であったが、

ステロ+黒バドやマッドショット黒バド、サンダー・ランドロスにも対応できるポリゴン2を採用した方がよかったと冷静に思う。この枠を間違っていなければもっと勝てていたと感じる試合が多かった。

 

ヌオー@ゴツゴツメット てんねん

202(252)-105-150(252+)-x-86(4)-55

じしん/あくび/どくどく/じこさいせい

普通のHBヌオー。まもるをほとんど選択しなかったので、耐久ポケモンに刺せるようあくびとどくどくを両採用した。

結構な頻度でダイマックスをこのポケモンに使った。ダイアースによるD上昇から要塞化し、どくどくで詰める動きが強かった。

 

サンダー@いのちのたま プレッシャー

165-x-106(4)-177(252)-110-167(252+)

ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

 

カイオーガイベルタルに強いダイマックスアタッカーとして採用。ランドロスと撃ち合えるよう最速。カイオーガイベルタル、ゼルネアスに対して特性によるS関係を確認し、ボルトチェンジor素引きでナットレイorザシアンに繋ぐ動きが相手視点わかっていても強かった。ボルトチェンジはその他ホウオウやネクロズマに対して対面操作しつつダメージレースを優位に立てる点も非常に強力であった。ただ、ダイサンダーの威力不足や素の電気技としては強くないため10万ボルト等他の電気技とどちらがよいかは一長一短だと思う。両採用したかったが、ナットレイネクロズマに対する最大打点となるねっぷう、TODで有利をとれるはねやすめは外せなかったので、両採用は断念した。

 

 

ザシアン@くちたけん ふとうのけん

191(188)-236(196+)-136(4)-x-136(4)-183(116)

きょじゅうざん/ワイルドボルト/インファイト/こおりのきば

 

S-準速ムゲンダイナ抜き

H,A-あまりを割り振り

フルアタ型。ゼルネアスが有利を取れないホウオウナットに対する打点としてワイボ・インファイトは確定。こおりのきばはランドロスにイージーウィンを狙えたり、ジガルデに対する高打点として採用した。下振れしやすいザシアンが上振れる唯一の技。ムゲンダイナやルギア、カバルドンミミッキュ等上振れを狙える盤面では積極的に撃っていった。対ムゲンダイナに対して安定しなかったので、最速剣舞型の方がよかったかもしれない。

 

 

改善点

最終日日付が変わる前であるが、1900チャレチャレぐらいまでは上げることができていたので、立ち回りやプレミ、構築を改善すればもう少し勝てたのかなと思う。

負けが立て込んだ要因について簡単に振り返ろうと思う。

まず、負けが続いた明確な要因の1つが個体解説のガオガエンの枠でも触れたステロ+黒バド、特にマッドショット持ちと多く当たるようになり、ガオガエンで黒バドが止められない試合が多くあったことが上げられる。それまで勝ちを拾えていたバドザシに対して急激に勝率を落とした。改善点としては、ガオガエンの持ち物をあつぞこブーツにするもしくはステロがそこまで痛くないポリゴン2等に変更するべきだったと感じた。

2つめは、釣り交換への対応が難しかったこと。ゼルネアスはザシアンがいてもザシアン受け(今回はヌオー)を合わせて選出することで強気に選出していける。ただ、対面からだとこちらはヌオーに引かなければならなず、最も釣り交換がされやすい盤面の1つである。いわゆる作ってはいけない対面を作られてしまい、試合が終わる。本構築に限ったことではないが、釣り交換への対策がどうすれば対策・軽減できるか未だにわからない。

3つめは初手のダイマックス択が発生してしまっていたこと。例えば、初手のゼルネアスと特にサンダー・ランドロス対面、相手の構築にザシアンがいる場合こちらはダイマックスやジオコンが押せない。素直に引いてくれるとよいが、ダイマックスを切られると厳しい。特にサンダーに関してはボルトチェンジからザシアンに繋がれるのが相当厳しかった。対策としてはサンダー・ランドロスへ両対応できるポリゴン2ガオガエンに変えて採用すべきだったと思う。

1つめと3つめに関しては構築の段階で改善できたことだと思うので、悔いが残る。時間がなかったことは言い訳にできない。自分が弱かった。

 

最後に

禁止伝説2体環境が最後であったので、ガッツリとやりたかったがあまりできなかったのが残念。ただ、久しぶりにイライラすることなくランクマに潜ることができて非常に楽しかった。

禁止伝説2体環境からランクマに復帰し、初めの方のシーズンは終盤レート帯1800後半~1900辺りで戦えていたが、環境が煮詰まるにつれ勝てなくなっていった。剣盾でのランクマはこれで最後と決めていたので、新作SV発売まではポケモンやゲームからは少し離れると思う。SVでのランクマではいい結果を残せるように頑張りたい。